私は介護・福祉業界に特化した人材派遣会社でキャリアコンサルタントをしております。
男性介護士の方からも多く相談を受けてきた経験から、ここでは「男性介護士のキャリアップ」についてお話ししたいと思います。
(その前に、そもそも男性介護士ってどんな仕事か知らないという方は、こちらのサイト~http://demandccw.net~を見てから読まれるとイメージしやすいと思います。)
男性介護士の方が介護の仕事を続けていくかどうかで迷いが生じるのは、以下のようなきっかけが多いようです。
■せっかく介護福祉士などの資格を取得して頑張ってきたが、責任ばかり増えて給与に反映されないと感じる。
■結婚や子どもの誕生により、一家の大黒柱として家計を支えていくことができるか自信がない。
このような収入面での不安と、
■力仕事にも若いうちなら耐えられるが、腰への負担も多く、年をとって続けて行くことができるか不安
といった、体力面での不安から、転職すべきか悩む方が多いようです。
さて、いざ本気で転職するか、このまま介護職を続けるかで、現状を打開するために考えられる大きな選択肢としては
①他業種へ転職
②介護職のノウハウを活かして起業する
③介護業界でキャリアアップをはかる
この三つが考えられます。正直言って、①を目指したものの本人の年齢、資格などがネックとなり、上手くいかないケースを度々目にしてきました。
また、②は資金面の問題があり、やはり現実には難しいようです。つまり、介護以外に特に資格やスキルがなく、年齢も若くない(具体的には30代後半
以上)、そして資金もないという場合は、③でキャリアップをはかるのが現実的だと言えます。